イスラエルボイコット運動とは?

イスラエルに対する国際的なボイコット運動は、BDSキャンペーンと呼ばれ、
各地で行なわれています。

Bとは、ボイコット(Boycott)のこと。
●例えば人殺しや人権侵害など、「NO」を言いたいことを行なっている国を支援している企業の商品を買わないこと。

Dとは、投資の撤収(Divestment)のこと。
● 「NO」を言いたいことを行なっている国に対する投資をやめる/やめさせること。

Sとは、経済制裁(Sanctions)のこと。
 ● 「NO」を言いたい相手に対し経済制裁をするように自分たちの政府に呼びかけること。
パレスチナの人びとに対する、イスラエルの様々な人権侵害を終わらせるために、
パレスチナのたくさんの市民団体が呼びかけを行なっています。

●目的
イスラエルに国際法を守らせ、これまで行なってきた犯罪行為の責任をとらせることにあります。
それはすなわち、パレスチナの人びとの基本的人権が尊重されるようにするということです。
国際社会は、国連決議などの形でイスラエルの犯罪行為を指摘しつづけてきましたが、
イスラエルがそれを受け入れないことになんの圧力もかけていません。
非暴力かつ直接的なこの「BDS」行動を通し、この矛盾を国際社会に訴えていくことも重要な目的です。

●標的
 このキャンペーンの標的は、
犯罪行為を行ない続けているイスラエル政府を支えている経済システムです。
この経済は、パレスチナの人びとから暴力的に奪った土地で、
パレスチナの人びとを働かせて作られ、国際的な取引や支援を通じ成長している経済です。
「BDSキャンペーン」は、戦争と暴力による経済を狙うものであり、
その標的はイスラエル市民ではありません。

南アフリカのアパルトヘイトに反対するボイコット運動は、
1950 年代後期にごく少数の人たちによってはじまりました。
それが大きな流れになるまでには時間がかかりましたが、
南アフリカでのアパルトヘイトを打倒する大きな推進力になりました。

日本の企業である(株)良品計画のイスラエルへの投資計画をとめることは、
このBDSの目的にも合致したものと考えています。